出来の悪い駄作『食べて、祈って、恋をして』(Eat Pray Love) に比べ、その映画音楽はバラエティに富んだ傑作.
国際的で多彩、よく知れ渡った名曲を含んだこのサウンドトラックは世代を超え、多岐にわたる音楽を愛する人には必需品となるだろう.
ハビエル・バルデムが音楽好きのブラジル人役で出ているが、そのおかげでブラジルの音楽と懐かしいロックが聴けるのがうれしい.他の映画で使われた音楽もいくつかあるが、何度聴いてもいい曲である.
しかしオリジナルが聴きたい人にとって、このコレクションは新鮮さが感じられず、二番煎じといったところかもしれない.
フォークのジョッシュ・ラオス、ラテンジャズのガト・バービエリ、ファンク/ソウル・ミュージック のスライ&ザ・ファミリー・ストーン、 モーツァルトのオペラ、偉大なるニール・ヤング、 インドのU・シュリニヴァース、人気者エディ・ヴェダー(エディ・ベダー)、ボサノヴァのジョアン・ジルベルトと彼の娘ベベ・ジルベルト、大御所マーヴィン・ゲイ、そして映画『償い』(Atonement) でアカデミー作曲賞を受賞したダリオ・マリアネッリで構成されている.
映画『食べて、祈って、恋をして』を観るより、このサントラを聴いて異国に想いを馳せる事をおすすめする.エディ・ヴェダー(Eddie Vedder)のミュージックビデオ
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映画は大嫌いだったけど音楽はよかった。