☞SPOILER ALERT ネタバレを含みます SPOILER ALERT☜
小学生のZ君はこの映画が大好きでした.
ボクもヒューゴみたいにいろいろ修理したり、改良する事が好きなので、この映画は大好き.
時計のパーツがまちなみに変わるシーンがすごく好きで、本当に美しいと思った.
悲しい事も最後はハッピーエンドなのでほっとした.
ヒューゴは想像力も創造力もある.
鉄道公安官はひどい人だったけど、ほほ笑み方をれんしゅうしているときは笑えた.
あのドーベルマンは走るの速かったな.
ヒューゴはおかあさんもおとうさんもいなくて、お金も食べ物もなくてたったひとりですごくよくがんばったと思う.
ヒューゴのお父さんはボクのお父さんとよく似ている.
ヒューゴのお父さんは頭が良くてやさしいお父さんだった.
ヒューゴはすごくつらかっただろうと悲しかった.
手品、マジシャンが出てきておもしろかった.
手品や映画のトリックはすごくよかった.
ロボットみたいなからくり人形(機会人形)は絵が上手でびっくりした.
ボクもいつかこういう人形をつくってみたいな.
ヒューゴもパパ・ジョルジュも心に深いきずを負っていて、ボクまで悲しくなった.
パパ・ジョルジュの映画をだれも好きでなくなったのはかわいそうだった.
戦争は悲しい.
何かがこわれたら、あきらめずになおすようにしようと思った.
ヒューゴが鉄道公安官につかまった時はすごく悲しかった.
でも自分の持っていた道具でオリから抜け出したのはよかった.
ボクがヒューゴだったらあの時計台の大きな時計のはりにぶらさがってすごく怖かったと思う.
ヒューゴがさいごに新しい家族ができて本当にうれしかった.
ヒューゴのお父さんの秘密のメッセージはきっと「愛」だったのだろうと思う.
小学生の親の意見
あらすじを読んおいたので、主人公の男の子が「孤児」というのはあらかじめ知っていたのですが、最愛のお父さんが(お母さんは既にいない)途中、火事で亡くなるという事は知りませんでした.
ヒューゴのお父さんは実は死んでいなくて、ヒューゴが秘密というか謎を解くと、彼のお父さんがなぜか生きて帰ってくると勝手に勘違いしてしまったのです.
予告のトレーラーを見た時、自分で早合点というか誤解してしまいました.
お父さんが亡くなるシーンや、少年が孤独感におそわれるシーンなど、自ら泣いてしまいましたが、子供も横で泣いていたので、またも「やってしまった.」と思い「なんてひどい親なんだ.」と落ち込みました.
横から抱きしめて「大丈夫?もう見るの辞めようか?」と聞いたのですが、
「最後まで見たい.」と言いますので、そのまま見続けました.
映画が終わった後で聞いてみると、「すごくいい映画だった.」と涙ながら言うので、あまりに過保護的にならず、こういう映画を観て色々なものに接するのがいいのだとあらためて思いました.
今度本も読ませてみたいと思います.
アメリカ映画協会 PG 映画倫理委員会 G
「どなたでも御覧になれます」
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Z君の感想で、「ヒューゴのお父さんの秘密のメッセージはきっと「愛」だったのだろうと思う」という所を読んで正直驚きました。
自分は父からのメッセージは結局なかったと思っていたのです。
あれはただ、ヒューゴの独りよがりな想いが生み出した産物で、そのメッセージを秘めたと思われる機会人形もヒューゴを新しい家庭に導く小道具に過ぎないと思っていたからです。
機会人形自体ただの小道具ではなかったのですよね。
疲労感で押しつぶされそうな時に見ないで、ゆっくり映画を見れる時に見直す事にしました。
改たに見て、自分もお父さんからのあたたかいメッセージがあったような気になりました。そう思うと、悲しさばかり際立った映画と思っていたのが、随所にあたたかさと愛情を感じる事ができ、もう一度見てよかったです。
Z君ありがとう。
なんとも趣のあるこの機械人形が主人公のヒューゴの支えになっていたんですね。
Automatonと映画の中では言われていたけれど、日本では、オートマトン、機械人形、からくり人形など様々な呼ばれ方をされています。
18世紀から19世紀にかけて、時計職人などが、技術を競い、文字を書く、絵を描く、音楽を奏でる、その他いろいろなことができる機械人形を造りました。
19世紀末のエジソンによる発明、電気の普及で人々は機械人形への必要性も興味も失いました。
今はロボットと化していますが、昔の機械人形の方が私は好きです。
日本各地に博物館があるので、これを機会にたくさんの子ども達が訪れてくれると嬉しいです。
どこまで悲しい本や映画をこどもにふれさせるか迷ってしまいますよね。
「Z君の感想」いつも通り参考になりますが、「親の意見」も、親の立場である私には大変役立ちました。
来週あたり混み具合を見て行きたいと思います。