マーベル スーパーヒーロー達が揃って活躍する待望の映画『アヴェンジャーズ』（原題：The Marvel’s Avengers）がアメリカで2012年5月4日に公開された．
期待を裏切らなかったこの娯楽大作に対するファンの賞賛は絶えない．映画の製作発表以来、ファンは辛抱強く待っていたのだから喜びもひとしおだ．
週末オープニング興行収入としては過去最高という結果にもそれが表れている．
早速、様々なイベントや抽選で当たったファン達と同席するIMAX3Dの試写会に出かけた．
日本ではまだ馴染みの薄いアメコミだが、ここアメリカでは子供から大人まで根強い人気がある．
ファンの多い試写会には幾度か行ったが、歓声とともに座っている席がここまで他のファンの熱気によって揺れた事はなかった．
飛び上がるほど興奮するシーン、大笑いが響き渡るシーン、IMAXしかも3Dで観る醍醐味が劇場に満ちていた．
© eigashokai.com
「どんなにひどい出来でも観たかったけど、こんなに素晴らしい映画になるとは思ってもみなかった」
長年のアメコミファンと称する中年の男性は眼に涙が浮かんでいる．
「また絶対観たい．興奮し過ぎで今夜は眠れない」
中学生の男の子は意気揚々として携帯を取り出しメールし始める．
「期待していたけれど、期待以上でうれしくてしょうがない」
アベンジャーズ映画の成功を見込んで新しくアメコミの店を出した友人の事を思い、この男性は安堵していた．
翌日「アメコミ無料の日」という各地の本屋で開かれたイベントに顔を出してみる．
父子連れを含めたたくさんのファンで賑わい『アベンジャーズ』の良さを語り合っていた．
ソーのコスプレをしていたクリスは、アベンジャーズマラソン企画をしていた劇場に行き、ヒーロー達個別の映画『アイアンマン』『インクレディブル・ハルク』『アイアンマン２』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のすべてを順に観てから『アベンジャーズ』を観るという贅沢な一日を過ごした、と未だに興奮を隠せない．
「小さい頃から大ファンで、こんなにすごい映画になるとは夢にも思わなかった．それにあんなに笑える映画になるとも思っていなかった」
一方、キャプテン・アメリカのコスプレをしていたフィルは一息おいて言う．
「もっとカメオ出演があってもよかったのに残念．もっと色々なマーベルのキャラクターが出てくる事期待してたんだ」
「僕らの周りは皆文句なしだよ．サイコーさ」
セールアイテムをたくさん抱えた青年達が揃って応える．
彼らに囲まれクリスが嬉しそうな顔を隠せずに付け加える．
「皆それぞれお気に入りのヒーローはいるけど、6人のキャラクターが揃って戦う事がとにかくベストなんだ」
彼によると、スーパーヒーローのそれぞれの作品を観なくても『アベンジャーズ』は充分楽しめるが、より楽しく見る為におさらいするのがおすすめだそうだ．
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今回「アベンジャーズ」がアメリカ本国以外でも大成功したので、DCコミックの「ジャスティスリーグ」も負けてられない。
制作がどこまですすんでいるのかわからないけれど、楽しみ。
続々登場するおなじみのキャラクターの実写映像化に世界中のスーパーヒーローもの、アメコミファンはうれしいんじゃないかな。
すべてはアベンジャーズ企画から事を発したような気がする、そう言った意味でもこの映画の重要さがファンの間では語り続けられるのではないだろうか？
公開された週の週末ランキングで堂々1位登場。アメコミ原作の映画で1位を取るのは快挙です。
日本にもアメコミファンが増えてきている事と宣伝の効果でしょう。
この映画を観た事によって他の単発の映画も見る事になって日本でのファンもより多くなると思います。
2週目はさすがに3位に落ちちゃったけど、日本の漫画原作、人気アニメの実写化の「るろうに剣心」や日本が誇る渋い名優高倉健さんの久しぶりの映画「あなたへ」が登場しちゃったらしょうがないですよ。
それでも「プロメテウス」を押さえて3位に食い込んでいる事がすごい。
アメコミ原作映画のスタンスを変える象徴的な映画だと言えますね。
アベンジャーズ２の製作が決まったようです。
アベンジャーズで盛り上がっているみたいだけれど、マイナーなアメコミも忘れないで欲しい。
ブルース・リーの忘れ形見ブランドン・リーが主演の『クロウ/飛翔伝説』は今観ても背筋に冷たいものが走る。
日本での公開が危ぶまれた『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』も一応はアメコミ。
コミックとしては出版されていないけれど、その要素がいっぱいの『アンブレイカブル』や『ダークマン』は必見の作品だと思う。
アメリカン・コミックの中でもマーベルとDCコミックの作品は甲乙つけ難いくらい好きです。
マーベルでは、アイアンマン、スパイダーマン。
DCコミックでは、スーパーマン、バットマン。
ダークホースでは、シン・シティとヘルボーイが好きです。
今年はアメコミの年ですね。六月のアメイジング・スパイダーマン、七月のダークナイト・ライジング、そして八月のアベンジャーズ。
楽しみです。