アメリカ公開日 2012年10月12日
日本公開日 2012年10月26日
映画のあらすじ、ストーリー(Plot Summary、Synopsis)
1979年、イランのイスラム過激派グループがテヘランにあるアメリカ大使館を占拠.
大使館にいた人々が人質に取られる一方、6人の大使館員が脱出を図り、カナダ大使公邸にかくまわれる.
過激派の要求は、悪政の限りを尽くしてイランを失脚、アメリカに保護されていた前国王パーレビの引き渡しであった.
人質奪還を得意とするCIAのトニー・メンデスは、ハリウッドで特殊メイクの第一人者、ジョン・ チェンバースの協力のもと、『アルゴ』という架空のSFファンタジー映画を企画.隠れている6人をそのロケハンに来ている撮影スタッフに仕立て、イランから出国させる作戦を立てるのだった.
スタッフ
監督 ベン・アフレック
製作 ベン・アフレック、ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロヴ
脚本 クリス・テリオ
原作 アントニオ・J・メンデス、ジョシュア・バーマン
撮影 シェイマス・マクガーヴェイ
編集 ジェフリー・フォード、リサ・ラセック
音楽 アラン・シルヴェストリ
キャスト
出演 ベン・アフレック、アラン・アーキン、ジョン・グッドマン、ブライアン・クランストン、ヴィクター・ガーバー、テイト・ドノヴァン、クレア・デュヴァル、スコット・マクネーリー、ロリー・コクレーン、クリストファー・デナム、ケリー・ビシ、ジェリコ・イヴァネク、カイル・チャンドラー、リチャード・カインド、ボブ・ガントン、オミード・アブタヒ、ファショード・ファラハット、シーラ・ヴァンド
配給 ワーナー・ブラザーズ
時間 120分
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イラン人家政婦役の女優の名前ご存知の方いますか?
シーラ・ヴァン、ひょっとしたらシーラ・ヴァンドかも。
キレイなイラン系の女優ですね。
彼女とフェンス越しに話した役人はイラン系の俳優アリ・サームです。
あのシーン、ドキドキしませんでしたか?
ちなみに家政婦を疑ったカナダ大使夫人は中国系のテレビ女優ペイジ・リョンが演じてます。ミッシェル・ヨーだったらよかったのに。
カナダは香港からの移民が多いから本物のカナダ大使夫人も中国系なのかもしれませんね。
とにかく実在の夫人は東洋人です。
アメリカ映画にイラン人の描写の真偽を求めても無駄だと思うけど、この映画を観てイラン人の人達はどう感じたんだろう。
レビュアーのDarconがこの事件に至るまでのイランの歴史がアメリカに左右されていた事を書いてくれていてよかった。
イラン人の取った行動を庇護するつもりはないけれど、アメリカバンザイで突き進む危険は重々知っておかないといけない。
「イラン人」じゃなくて一部のイラン人である「ホメイニーとその一派」でしょ。
イラン人を一緒くたにしない方がいいと思う。
果たしてこの映画はイランで公開しうるのだろうか。今のイランではおそらく無理だろう。
この映画を観るイラン人は多分イラン国外にいるイラン人のみだろうし、観たくもないと無視する人もいると思う。
イラン人にしても感じ方はそれぞれによって違うと予測する。
偶然(?)だけど、同じくベン・アフレックが主演で出ている映画『パール・ハーバー』を観た日本人もいれば観なかった日本人もいる。
ジョシュ・ハートネットにうつつをぬかしてキャーキャー言っていた女どもには辟易するけれど、それ以前に悲恋物語と銘打ってマーケティングした日本人の気もしれない。
日本の描写がひどくてもこの映画は興行的に成功しているのだから日本人は能天気としか言いようがない。
それとも第二次世界大戦はあまりに遠い記憶で日本の関連性が見えないのだろうか。
アルゴの初めの部分でアメリカやイギリスの横暴ぶりはナレーションで語られている。この語りが史実通りなのかイランの歴史に詳しくないのでわからないが、イラン人が怒るのも無理ない欧米至上主義だったという気にさえなる。
普通のイラン人が出てくる。
あの映画を本当の映画だと思ってカナダ人と偽っているアメリカ人達を助けたイラン人達は大丈夫だったのだろうか?
最後にイラクへ逃げねばならなかったイラン人のメイドの家族は大丈夫だったのだろうか?
皮肉にもこのメイドはカナダ大使にも夫人にも信用されていなかった。
所詮そんなもんだ。
観た後も、その映画の事を考えることができる良作だと思います。
複雑な国と国との関係、人々の命を救うために政府が、機関が、一個人がどこまで行動するかということが興味深かったです。
人の命が関わっている事ですから、緊迫感でいっぱいでしたが、アラン・アーキンとジョン・グッドマンのタイミングが絶妙で、抑揚のあるドラマを満喫しました。
これが日本だったらどうしたんだろう。
krzrさん、
ホント、これが日本人の人質だったら政府はどうするんでしょう。
私もアラン・アーキンとジョン・グッドマンが良かったと思います。
アラン・アーキンは『キャッチ=22』を観てからファンになったので、『リトル・ミス・サンシャイン』に続いてアカデミー賞をとって欲しいです。
息子と話していたトニーは『最後の猿の惑星』(Battle for the Planet of the Apes)を観て映画企画を思いつきます。
TVシリーズ『宇宙空母ギャラクティカ』(Battlestar Galactica)のコスプレがみられます。
史実に基づいた映画というのは、どこが真実でどこが脚色なのかわからず問題があるんじゃない?
若い人が見てこれが真実と思われたら困るでしょ。
crabbyさん、おっしゃる事はよくわかります。
ドキュメンタリーと言われる映画さえ脚色されている所があったり、監督の立ち位置によって表現が変わっています。
確かに映画を実際に起こった出来事として鵜呑みにするのはよくないけれど、観客はバカではないのでフェイスヴァリューで観ていると思います。
私もcrabbyさんの言う事わかるような気がします。
Darconさんのレビューを読んで、アランアーキンの役、大物プロデューサーのレスターシーゲルは幾人かの人物を混成させたキャラクターだったと知ってびっくりしました。
ハリウッドの規準というものを知りませんが「実話を基に」と表現されている事で許されるのかもしれません。
結局は観客を楽しませる事を大義名分にしているのだから、映画って所詮「作り事」としてすまされちゃうのではないでしょうか?
全てを鵜呑みにしないように親や教師が教えるしかないと思います。
そうはいったものの実話を基にした映画はいい作品が多いと思いますし、私はこの作品好きでした。
そんな事いちいち言ってたら映画観れないよ。
若い人がこれ観て諜報機関や国際関係に興味を示す事の方がよっぽど有益だと思う。
そう言う時ってどこまでが真実で、どこまでエンタメ要素なのか提示あると助かりますね(*^_^*)
crabby-so-whatさん、
色々な意見がありますね。
他の映画サイトでリンクされていたので興味半分ココに来ました。
ベン・アフレックは好きではないので観るのを迷っていたのですが、観て正解でした。
前髪たらして長髪だとベンだと気づかなかったし f(^-^;
紹介があった雑談でcrabbyさんにもお知らせしたい内容が書かれてあったのですが、すべて消えてしまったので、覚えている分だけcrabbyさんにお伝えします。
おっしゃった本人が書いてくだされば一番いいのですが、ココに来られるのかわからないので私がかいつまんでお伝えします。
ー 2時間位のフィルムに史実をまんべんなく盛り込むのは無理。
ー 何が主題でどの目線で描くかは映画の焦点になる。
ー これはドキュメンタリーではない。
ー 制作者の意図する事をいかに見せるかによって演出者の腕のよさがわかる。
ー 時間がとうに流れてしまった現実は、既に人の頭の中でフィクションとなってしまうだろうからどうせ記憶も歪んでしまう。
もっとあったようですが、忘れてしまいました。
参考になりますか?
すごくよかったです。
史実に基づいているからこその深みがあって久しぶりに満足感を味わいました。
これから乾杯するときは「ARGO Fuck Yourself!」と言いたい!