実在するアメリカ大統領の映画おすすめリストをご紹介しましたが、今回は架空の大統領をテーマとした、または創作された大統領が活躍する主要キャラのひとりという映画をご紹介します。
実在する大統領より素晴らしい人物が多いのはやはり「こうであって欲しい」という理想を求めているのでしょう。
デーヴ(原題:Dave)
アメリカ公開 1993年
監督:アイヴァン・ライトマン
出演:ケヴィン・クライン、シガニー・ウィーバー、フランク・ランジェラ、ベン・キングスレー、チャールズ・グローディン、ケヴィン・ダン、ヴィング・レイムズ、ローラ・リニー
このリストのなかで一番おすすめしたい作品です。
ストーリー、演出、配役、演技、どれをとってもすばらしい、コメディの枠に留まらない名作です。
ケヴィン・クライン演ずるデイヴが大統領を続けられていたら、彼のような大統領がいたら、と気分が元気になって心があたたまってくる、そんな映画です。
是非御覧になってください。政治に希望を捨てない自分が発見できるかもしれません。
【iTune 映画ダウンロード】デーヴ(字幕版) 【Amazonジャパン DVD】デーヴ 【サントラ・映画音楽】Dave (Original Soundtrack) ジェームズ・ニュートン・ハワード
アメリカン・プレジデント(原題:The American President)
アメリカ公開 1995年
監督:ロブ・ライナー
出演:マイケル・ダグラス、アネット・ベニング、マーティン・シーン、マイケル・J・フォックス、リチャード・ドレイファス
マイケル・ダグラスは大統領としてとてもはまり役で、奇しくも後にテレビドラマ『ザ・ホワイトハウス』(原題:The West Wing)で大統領を演ずる事になるマーティン・シーンも好演しています。
この『ザ・ホワイトハウス』というシリーズもおすすめです。
大統領の恋愛を描いたロマンス映画でありながら、政治色も充分で楽しめる映画は、元気なマイケル・J・フォックスが観られるのもプラスです。
【iTune 映画ダウンロード】アメリカン・プレジデント(字幕版) 【Amazonジャパン DVD】アメリカン・プレジデント 【サントラ・映画音楽】The American President (Original Score) マーク・シャイマン
インデペンデンス・デイ(原題:Independence Day)
アメリカ公開 1996年
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマン、ウィル・スミス、ランディ・クエイド、メアリー・マクドネル
主役を喰ってしまうようなビル・プルマン演ずるホイットモア大統領のパワフルな演説は、思わずこちらまで力が入ってしまいます。
ウィル・スミスの出世作とも言われています。
【iTune 映画ダウンロード】インデペンデンス・デイ(字幕版) 【Amazonジャパン DVD】インデペンデンス・デイ 【サントラ・映画音楽】Independence Day (Original Soundtrack Recording) David Arnold
元大統領危機一発/プレジデント・クライシス(原題:My Fellow Americans)
アメリカ公開 1996年
監督:ピーター・シーガル
出演:ジャック・レモン、ジェームズ・ガーナー、ダン・エイクロイド、ローレン・バコール
ジャック・レモンとジェームズ・ガーナーが元大統領、ローレン・バコールが大統領夫人、ダン・エイクロイドが現大統領という設定ですが、批評家達にはあまり評判がよくありませんでした。
そのせいか日本でヴィデオスルーになってしまいましたが、レモンとガーナーのコメディックセンス満載の巧妙な駆け引きは充分楽しめます。
【Amazonジャパン DVD】元大統領危機一発/プレジデント・クライシス
エアフォース・ワン(原題:Air Force One)
アメリカ公開 1997年
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
出演:ハリソン・フォード、ゲイリー・オールドマン、グレン・クローズ、ウィリアム・H・メイシー
「どの俳優が一番大統領として信憑性があるか」という質問に、必ずと言っていいほどハリソン・フォードの名前がトップに挙がります。
ゲイリー・オールドマンの悪役ぶりがもっと素晴らしい娯楽大作です。
【iTune 映画ダウンロード】エアフォース・ワン(日本語吹替版) 【Amazonジャパン DVD】エアフォース・ワン
追記:
『パーフェクト・カップル』(原題:Primary Colors)と『ロビン・ウィリアムズのもしも私が大統領だったら…』(原題: Man of the Year)は、メインストーリーが大統領になる前のことなので、今回のリストからは外してあります。
関連記事
インデペンデンス・デイの続編がアメリカで2015年夏公開される事になりました。
米議会下院が上院を通過した「財政の崖」回避策が賛成多数で可決し、法案成立へ向かったというニュースを見た。
アメリカばかりではなく日本も含めた世界経済に深刻な影響を与えるだろうと懸念されていた「崖」。
オバマ大統領とベイナー下院議長(共和党)を含む与野党幹部がホワイトハウスで会談したと伝えられていたが、一体どんな駆け引きがあったのだろうか。興味深い。
「財政の崖」からの転落が期限ぎりぎりで回避されたのはきっと自分たちにはわからないやりとりの結果なのだろう。ハリー・ポッターの透明マントを着てミーティングを垣間見たかった。
こういったニュースを見ていると「デーヴ」や「アメリカン・プレジデント」を思い出す。
特に「アメリカン・プレジデント」でのロビイストも含めた、あなたのかゆいところを掻いてあげるから私のかゆいところも掻いてちょうだい、みたいなのはやっている政治関係の人たちにとってはアドレナリン大放出の面白い事なのかもしれないが、国民にとっては、とくに富裕層1%じゃない普通の人たちにとっては一挙一動に手汗握るハラハラものだったろう。
「デーヴ」や「アメリカン・プレジデント」をまた観たくなった。
私は実はこのリストにはないモーガン・フリーマンさんの大統領が一番好きです。
デーヴ大好きです。重ねて観る映画のひとつです。
最初はお調子者で友人のマーリーにおぶさる事が多いと思っていましたが、次第にわかってくる彼のあたたかさ、他人を思う真の優しさみたいなものに魅かれていきました。
ナンス副大統領もよかったです。
奥さんに相談した後、お昼休みにレジスターしたという彼が政治に関わったきっかけ話は胸打つものがあります。
アメリカだけではなく日本にも彼らのようなリーダーが出て欲しい。
ハリソン・フォードの大統領は人気あるのかも知れませんが、自分はちょっと苦手でした。