魔法使いの弟子(原題:The Sorcerer’s Apprentice)のサントラ 挿入歌

両親そろって音楽家という環境のもとで育ったトレヴァー・ラビン (Trevor Rabin) は、小さい頃からピアノ、ギターをこなし、歌も歌えば作曲もする.
ロック・バンドのラビット、イエス等で活躍した後、1990年代から映画音楽を担当するようになった.ちなみに彼が手がけた『ロンリー・ハート』(Owner Of A Lonely Heart) はイエス唯一の全米第一位作品である.
映画音楽では、俳優ニコラス・ケイジの出演するものが多く『コン・エアー』(CON AIR)、『60セカンズ』(Gone in Sixty Seconds)、『ナショナル・トレジャー』(National Treasure)、『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』(National Treasure: Book of Secrets)などいくつか携わっている.
その他では、『アルマゲドン』(Armageddon)、『タイタンズを忘れない』(Remember The Titans)、『ゲット スマート』(Get Smart)、『フライボーイズ』(Flyboys)等がある.
アカデミー賞やグラミー賞の他、数々の賞にノミネートされている.

The Sorcerer’s Apprentice Soundtrack by Trevor Rabin

『魔法使いの弟子』(原題:The Sorcerer’s Apprentice)サウンドトラックのタイトル曲は、ディズニーの『ファンタジア』に敬意を表するもので、魔法使いのローブ(上着のような洋服)を引きずるミッキー・マウスをつい思い出しほのぼのする.
アクションシーンの音楽(カーチェイスの曲には胸の鼓動が呼び起こされてしまう)やロマンチックな音楽などのバランスがよくとれている上に、オーケストラ音楽でのびのびする所を良く心得ている.シンフォニー奏者の父親の影響だろうか、彼にはこういう曲の使い方にどこか安心できる所がある.前作に似てすぎるかなと思う所がいくつかあるがそれは仕方ないかもしれない.

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トレヴァー・ラビン作品

One Republic

ベッキー(テリーサ・パーマー)がラジオ局でDJをしながら流した曲で、後にデイブ(ジェイ・バルチェル)が彼女の為にみせたライトニングショーのシーンで聞かれた曲は、ワンリパブリック (OneRepublic) の歌うシークレット(Secrets)だが、この素晴らしい歌はサントラに入っていない.以前までアマゾンで試聴できたのだが、今はやめているようだ.彼らのアルバム『Waking Up』に入っていてシングルとしても出ている.

ワンリパブリックのミュージックビデオ

 

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