『ガフールの伝説 』のサウンドトラックを担当したデヴィッド・ハーシュフェルダー (David Hirschfelder) は、オーストラリアの映画音楽作曲家. 彼は、『シャイン』(Shine)と『エリザベス』(Elizabeth)で、アカデミー賞にノミーネートされている.若い頃から映画音楽を志していたが、一時期ロックバンドのメンバーであった事もある.
テーマ曲 Flight Home (The Guardian Theme) は、伸びのある優雅な美しさと雄々しさを重ねもっていて、 More Baggy Wrinkles と共に聴きどころがある.しかしその他の曲は印象的ではなく、かえって考え過ぎて作曲したのではないかと思わせるほど自由さに欠けている.
To The Sky (アウル・シティー) のミュージックビデオ
挿入歌の To The Sky は、アウル・シティ(Owl City)によるもので、全く違う感があり、子供向けの楽しさもあいまって、こちらの方は人気が出るかもしれない.
アウル・シティーとはいうものの、マイスペースを活動の場所としていたミネソタ州出身のアダム・ヤングによるソロで、彼は大きなレコード会社にひきぬかれメジャーになった.映画予告、トレーラーで聴かれる「これこそガフールのテーマ曲」と思われる音楽が、このサウンドトラックに入っていない.俳優のジャレッド・レト率いるサーティー・セカンズ・トゥー・マーズ(30 Seconds to Mars) のパワフルな曲 Kings and Queens は、腹から力が出て、自分も飛んでいけそうな気分になる爽快な歌.
これがメインとしてサントラにないのはまことに残念だが、この曲を含んだ彼ら自身のアルバム This Is War を聴かれてもいいだろう.This is War by 30 Seconds to Mars
Kings and Queens (サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ) のミュージックビデオ
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全体的にはあまり。でもアウル・シティーはよかった。